【驚愕テクニック】セラピスト必見‼️筋肉の硬さによって腿へのアプローチ方法が違う理由!【ニ関節筋】
こんにちは、JTTMA認定講師の小澤源太郎です。
今日は❝腿の後ろが硬いのかどうかがわからないんだけど❞っていう人に対する対応についてお答えをしていきたいと思います。
なぜそういうお話をしていくかというと、例えばなんですけど、タイ古式マッサージでもよく脚を持ち上げて腿の後ろをストレッチするっていうことをすると思うんですけれども、上げてくると多分そろそろ限界に来てるんですけれども、途中で膝を曲げようとしだしてしまうんですね。
逆に今度右足をこう持ち上げてみると全然膝の曲がる要素はなく、とりあえずでもこの辺が限界ではあるんですよね。確かに膝が曲がる要素はほとんどないっていうこういうパターンって、お客様の中でもいらっしゃると思うんですね。
今回はぜひ動画も併せてご覧ください!
施術+解剖学 腿のアプローチ方法
どうしても膝が曲がっちゃう・・・
❝どうしても膝が曲がっちゃう❞っていうのがあります。これなんでそこが硬いのかっていう話になってくると、詳しくは後半で話しますけど、例えば腿の後ろが硬くてそれの代償作用で膝曲げちゃうっていう方もいます。それとは別で、膝下=ふくらはぎが硬くて、こういう風になっているっていうパターンもあるんですね。
例えば動画のモデルさんは先ほどグーッと上げていったんすけど、途中でもう僕のかかとにすごい膝を曲げようとする力が伝わってきました。そういう場合、ちょっと別のテクニック使っちゃいますけれども、下腿の筋肉が緩むような調整だけ今してしまってその上でこう行くと、さっきよりも上がりやすくなってくるんですね。この人の場合は、足首側に関係する筋肉が膝を曲げちゃう原因でした。そうなってくると、やはりふくらはぎの腓腹筋が原因の可能性があるというような形になってきます。
ですので、このように、❝腿の後ろが硬いのかどうかわからないんだけど膝が曲がってきちゃう❞っていう方に対しては、ふくらはぎのアプローチと腿の後ろのアプローチと両方をしてあげるというのが必要になってきます。特にこのモデルさんなんかみたいに、腿の後ろが硬くて45度ぐらいしか上がらないっていう方に関しては、まずはリリースからやっていってあげましょう。
腿の後ろが硬い場合のストレッチ
腿の後ろの筋肉 ハムストリングスっていうのは坐骨からついている形になりますので、挫骨のところに自分の手を当てておいてあげてください。この状態でぐるぐるぐるぐるリリースをしていってあげるんですけど、この僕の親指が置いてあるんですけれども、ここは圧を別に強めなくていいです。
ずっと同じ圧で置いておくだけで、あとは自分の股関節の動きを使って、あと手で軽くフォローをしながら、股関節のローテーションをぐるぐるぐるぐるしてあげてください。こうしてあげるだけで腿の後ろの坐骨の部分っていうのがゆるみやすくなってくるので、ハムストリングスのリリースにはすごい効果的になってきます。これである程度柔らかくなってきたかもなと思ったタイミングで圧をかけながらストレッチをかけていく。
このとき別に母指でやってもいいですし手掌でやってもいいです。僕が今やってるのは、この人差し指から親指のこのラインを全体的に使って、圧をかけているような形になります。人によってはこれで内側のハムがものすごく硬い方もいれば外側のハムもすごい硬い方がいらっしゃるので、そこは自分の触診力を上げていってあげて触っている中で、この人は内側の方が硬いなとか思えばそのように内側にアプローチをしてあげる。
今度膝を伸ばしていくと、今もうさっきよりも明らかにいってます。
この状態でもこのままストレッチかけていくと、多分この方ここら辺でもう限界に来てると思います。
でももう少しストレッチして動かしてあげたいなって思えば、例えば担いでしまって軽く膝曲げときます。この状態でさっきと同じように、自分がこういうふうに動いてあげてくださいね。行くときに膝が曲がってもいいから、ぐるぐるぐるぐる動かしてみてください。ちょっとストレッチ感感じる→膝曲げる、こうやって抜いてみてください。
お客様の体がリラックスしてくると徐々に動きが大きくなってきますのでこのまま続けてみてください。行けそうだったら少しストレッチを大きくかけてあげるとかいうのを入れてあげて、さらにお客様に余裕がありそうだったらストレッチしながら、リリースを入れていったり、というような形でやっていってあげてください。
ふくらはぎが硬い場合のストレッチ
先ほどのが腿の後ろへのアプローチ、例えば僕なんかがよくやるのは、このままふくらはぎのストレッチ、自分のお腹・胸の骨っていう部分を使って、足首の背屈、つま先持ち上げる動作を作ります。この状態で手がフリーになるので、このままリリースしていきます。これでいくとふくらはぎ周りも一気にリリースすることができるので、ふくらはぎが硬くても、腿の後ろが硬くてもこれは使うことができますので、この状態を作ってあげてからもう一度上げていってみようかなという形で上げていくというようにストレッチを続けていくと、徐々に徐々に動きやすくなってくるという形になります。
解剖学的な解説
膝が曲がりやすいタイプで腿の後ろが硬かったりふくらはぎが硬い人っていうのは、骨盤が後傾方向に誘導されやすかったりするんですね。
もちろんそれが腿の後ろの筋肉が硬いことが原因ではあるんですけど、その結果として腰が痛くなるとか、腰周りの筋肉が硬くなるっていう現象が起こったりしてきます。このあたり、解剖学的なところまで覚えていただけると、より良くなってきます。
腿の後ろとふくらはぎの筋肉っていうのは、両方とも二関節筋という筋肉です。
腿の後ろのハムストリングスは坐骨から膝下、脛骨・腓骨まで付いてきます。腓腹筋は大腿骨からかかとまでついてきますので、腿は骨盤、股関節と膝、ふくらはぎはかかと足首と膝に関わってくるという二関節筋になるので、これもねそれぞれストレッチをしっかりとかけてあげるというのはとても大切なことになりますので、こういった所もしっかりとね、覚えていただきながら施術をしてみてくださいね。
まとめ
今日は筋肉の硬さによって腿へのアプローチ方法が違うというお話をしていきました。
日頃JTTMAではこのように解剖学と施術を結びつけるということを特に意識した講義をしています。
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