【ストレッチ ・ リリース】なかなか取れない首こりにはこの施術をやれ!【タイ古式マッサージ】
こんにちは、JTTMAの小澤源太郎です。
今日は板状筋、特に頭板状筋っていう頭側についている板状筋についてお話をしていきたいと思います。
この筋肉、首を横に傾ける側屈っていう動作とか首を上に向ける伸展っていう動作でよく使われる筋肉になるんですね。例えばパソコンの仕事とかをしていて、いわゆる頭部前突の前に向きながら顎を上げてるような人とか。こういう人はすごく硬くなりやすい。胸鎖乳突筋の近くにあるような筋肉になってきます。今日はそこのリリース・ストレッチをお伝えしていければなと思います。
ぜひ動画も併せてご覧ください!
なかなか取れない首コリ ストレッチ・リリース
頭板状筋の解剖学的解説
どういう筋肉か?と言うと、頭の後頭部の部分、側頭骨の部分にもなりますが、乳様突起から上甲線っていう頭蓋骨の外後頭隆起という出っ張りから出ている横向き線ですね。この辺りについてきています。ここが停止なんですがスタートは胸椎の2番から頸椎の3番ぐらいまでついているような形の筋肉になります。
頭板状筋のリリース
ここからは動画を確認しながら読み進めてくださいね。
なのでここの部分でね、アプローチをしていきたいんですが、要は首の後ろの方から斜め下で肩甲骨の方に向かって、胸椎の突起の方に向かってついている筋肉になります。
この筋肉ですね、結構奥の方にあるので、掴みにくいんですが、この横に向けている側屈状態というよりは、回旋している状態で少しこういう風に顎を上に向けるような形をとってあげます。こうすると要は筋肉にたわみが出来上がるので、この状態でつまんであげるような感じですね。
本当に硬い方っていうのはこれつまみにくいです。この状態でつまみにくい方はさらに伸展しながら同側側屈をしてみてください。そうすると筋肉たわみます。この状態でつまんであげるんですね。つまんであげて、ただ指でこうやっていくと痛いですよね。そう、結構痛いんです、圧がかかりすぎて。
硬い方多いので、その場合はこういう風につまんで押さえておいてあげている状態で、頭を軽く揺らすっていう方向をとっていきます。このときに僕の奥の脚を見てほしいんですが、肘を脚に当てておいて、この状態で自分の脚を揺らしますので、頭揺らしてる意識は全然ないんですね。僕は脚を揺らしているだけ。脚の揺らし具合で頭が勝手に揺れていくよっていう形をとると、少しずつ緩みが出てきます。これでリリースをまずしてあげましょう。
実は胸鎖乳突筋の施術でも同じようなことを説明した機会があったんですけども、そういったところもどんどん他の筋肉で応用することもできるので、使ってみていてください。
こういうふうにアプローチすることもできますし、もしくは先ほどと反対ですが、お客様の頭の重さを使う、その筋肉の走行を意識して、頭板状筋ここだよねっていうポイントに指を置いておきます。
この状態で置いておきながら、同じようにリリースするとかいうのもできます。これ圧かけてるだけ。先ほどのはちょっとつまんでいたような形になるので揉捏(じゅうねつ)っていう揉みほぐすような効果があるようなやり方になります。こういうような事が板状筋に対するアプローチとして、リリースでできることになるので、ぜひこれはやってみていただければなと思います。
この後このストレッチの方に入っていきたいと思います。
頭板状筋のストレッチ
それではストレッチに入っていきましょう。
板状筋の機能っていうのは、頭を上に向けるような伸展と同側の側屈でしたので、これの逆をやってあげることでストレッチはできますよという話になっていきます。
もう一度、起始の部分を考えてほしいんですが、胸椎にも実はくっついてきてるんですよね。なので、上に首の伸展をするけどストレッチするときに少し丸まるような動作も入れてあげる。頚椎の屈曲と胸椎の屈曲、これを合わせてやってあげるっていうので、より頭板状筋にアプローチしやすくなるんではないかなっていうことになります。なので、側屈するのと屈曲するのと少し丸まっていいですよっていう形で動きを出していきたいと思います。
この状態なんですが、僧帽筋のストレッチとかだったりすると肩甲骨をぐっと押さえ込みましょうっていう風に言うんですが、肩甲骨には関連してくる筋肉ではないので肩甲骨を押さえる必要はないです。
この状態で少しだけ手の重さでストレッチをしてあげるような感じで、且つ側屈をしていくような感じで。屈曲ばっかりやっていくと、お客様がしんどくなってしまうので、屈曲ポジションを作ったら、そこから側屈するようなイメージで。お客様の体がこう持ってかれちゃうので、持ってかれないようにだけ押さえておいてあげいてる感じです。この状態でストレッチしてあげると、板状筋がストレッチされてくるので、あんまりね、圧を強く下の方にかけすぎないようにだけ気をつけてください。やりすぎると苦しくなっちゃいますからね。
こういったポイントをね、しっかりと意識しながら板状筋のストレッチもやってみてください。
まとめ
JTTMAのスクールではこういった解剖学に基づいてどういう風に施術をかけていくかっていうのを勉強もしながら、タイ古式マッサージの技術を伸ばしていくようなことをよくやっております。
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ありがとうございました!