【施術】ふくらはぎは卒業!足首が硬いならここをやれ!【タイマッサージ🇹🇭セラピスト】
JTTMAの小澤です。
今日は足首が硬いお客様向けの施術をご紹介していきたいと思います。
足首が硬いって言っても、特に大きく問題になってくることが多いのが、この足首つま先を持ち上げる背屈っていう動作ですね。
この動作で制限がかかってしまうことで、例えばしゃがめないとかそういった問題が出てきたりとか、ここが動かない代わりに膝に痛みが出てきたりとか、そういったのが出てきますので、今日はこの背屈をできるようにするためのいくつか原因のうちの一つにアプローチをする方法をお伝えしていきたいと思います。
ぜひ動画も併せてご覧ください!
足首が硬い方へのアプローチ方法
長拇指屈筋の解剖学的解説
ここからは動画を確認しながら読み進めてくださいね。
何の筋肉にアプローチするか?なんですけれども、長拇指屈筋っていう足の親指に付いてくる長い拇指を曲げる筋肉、親指をこういう風に曲げる筋肉になってきます。下腿の腓骨、外側の骨の下3分の2ぐらいからずっと付いてきて、くるぶしの内側を通って、足の親指の末節骨っていう、一番先端の骨の付け根に付いてきます。
要は曲げる筋肉ってことですね。この筋肉が硬くなることで、足関節の背屈がしにくくなるっていうのが1つの背屈制限の原因と言われています。その理由が、くるぶしの内下の後ろを通ってくるんですけれども、そのときに距骨っていう骨の後ろを通っていくんですね。
この筋肉が硬いと背屈するときに、本来は距骨という骨が踵の方に滑り込むような動きをしていくんですけれども、それが硬いことで起こらなくなってしまうことで背屈をしなくなるっていうパターンがあります。実は他にも背屈制限をする原因っていうのはいくつかあるんですけれども、今日はこの長拇指屈筋へのアプローチというところでお話をしていければなと思います。
下腿部へのアプローチ
アプローチの仕方としてはいくつかあります。
まず下腿の部分にアプローチするっていう考え方と、足裏の方にアプローチをするっていうこの2つのパターンでアプローチをしていければと思います。
まず1つ目、リリースになるんですけれども、このように膝で足を挟んでいただいて、腓骨の3分の2の所から付いてくるような形のイメージになります。後面ですね、ここで腓骨をイメージしていただいて、そのまま自分の体の後ろの方に引いてくるようなイメージ。
腓腹筋ヒラメ筋があってその奥っていうイメージなので非常に深い筋肉です。触るのが非常に難しいですけれども、この辺り、触診っていうところの勉強も改めて別でしていただければ触り方っていうのもわかってくるようになってきます。
ここをまずリリースしてあげる。触ってる感じですね、非常に凝ってます。ここに動画だと伝わらないんですけれども、ここにコリコリしてる物体がいまして、これが非常に痛いだろうなという形になります。それが内側に通ってきて今度は足裏にいってくるんすけども、足裏になってくるとこれもほとんど腱になってくるんですよね。筋腹じゃなくても腱です、アキレス腱の腱と一緒です。
足裏へのアプローチ
これをストレッチしていこうという形になるんですが、母指を屈曲する筋肉なので、拇指を伸展させてあげることで、伸ばしていくことができます。例えばタイマッサージでいくと、片足だけでやりますけれども、足首背屈した状態でこういう風に伸ばす施術とかになってきます。
ただ、こうすると、拇指球のあたりしか伸びてる感覚なくないですか?はい、そうなんすね。なのでこれあんまり土踏まずのあたりとかが伸びないんです。じゃあどうするかというと、今度は土踏まずのあたりを親指でこういう風に押さえておくこと、押さえておいた上で、足指をこういう風に伸展をかけていきます。
足底の方、土踏まずの方にもストレッチ感を得ることができるというような形になってきますので、この腱を押さえてストレッチするという考え方、ぜひ知っていただければなと思います。これ例えば片足ずつやるっていう風にしたときに、ここを押さえて、指を背屈みたいな、こういう動かし方ですね。
これをすると伸び感が出てきます。そうするとすごく今行きやすくなってる。なので、こういうモデルさんのパターンの場合は、長拇指屈筋っていうのが硬くなってることで背屈制限が起こっている可能性があるというような形になってきます。
意外な部分で、背屈っていうとふくらはぎ、腓腹筋とかヒラメ筋などにアプローチすることが非常に多いと思うんですけれども、こういったちょっとした解剖学を知ったりすると、長拇指屈筋へのアプローチで、背屈を出すことができるというような形になってきます。
そしていろいろ別の不調も解決したりとかしてきますし、足のむくみがこれで取れやすくなったりするっていう場合もありますので、ぜひこのやり方で一度試して、お客様の体もしくは自分の体ですね、この後しっかり試してやってみてください。
まとめ
こういった解剖学っていうところをしっかりと意識した状態でタイ古式マッサージの施術っていうのを入れていくことで、より背屈の制限を取るとかいうのをピンポイントにすることもできるようになってきます。
JTTMAのスクールではこういったところをしっかりと施術と解剖学っていうのを結びつけてお客様に感動していただけるような施術、喜んでいただけるような施術っていうのをしていくことを目指しています。
こういったところが詳しくなりたいなとか、こういうお客様に感動される施術をやれるようになりたいなっていう方は、公式LINEからお友達追加をぜひよろしくお願いいたします。
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ありがとうございました!