下腿三頭筋ストレッチの使い分け【タイマッサージ】
こんにちは!JTTMAの小澤です。
日々の施術で多くの方から「ふくらはぎが張る」「むくみやすい」というお悩みを伺います。
今回は、下腿三頭筋へのアプローチ方法を、解剖学的な視点から詳しくお伝えしていきます。
動画も併せてご覧ください!
ふくらはぎ施術 腓腹筋・ヒラメ筋 ストレッチの使い分け
解剖学的な特徴を理解する
下腿三頭筋は、表層の腓腹筋と深層のヒラメ筋で構成されています。
この2つの筋肉の特徴を理解することが、効果的な施術の第一歩となります。
腓腹筋の特徴
- 二関節筋(膝関節と足関節に関与)
- 内側頭と外側頭の2つの頭部を持つ
- 中央部に神経が走行
- 表層に位置し、触診で確認しやすい
ヒラメ筋の特徴
- 単関節筋(足関節のみに関与)
- 外側に向かって走行
- 腓腹筋の深層に位置
- より深い圧での施術が必要
リリーステクニックの実践
基本的なアプローチ
タイ古式マッサージの要素を取り入れたリリース方法ご紹介します。
膝を軽度屈曲させた状態で、以下のポイントに注意を払いながら施術を行います:
- 腓腹筋中央部の神経走行に配慮
- 筋繊維の走行に沿った圧のかけ方
- 深さの調整による層別アプローチ
ヒラメ筋へのアプローチ
深層のヒラメ筋にアプローチする際は、以下の点に注意します:
- 腓腹筋を通り越す適度な圧の調整
- 筋の走行方向に沿った施術
- お客様の反応を確認しながらの圧の微調整
効果的なストレッチテクニック
ヒラメ筋のストレッチ
従来のストレッチ方法には一つの大きな問題がありました。膝関節の過度な屈曲により、本来ターゲットとすべきヒラメ筋ではなく、大腿四頭筋にストレッチ感が出てしまうのです。
おすすめの改善方法:
- クッションを使用して膝関節の屈曲を制限
- 胸骨付近に足裏を置く
- 体重で背屈を促す
- 前足部への荷重を意識
腓腹筋の効果的ストレッチ
腓腹筋への効果的なアプローチ方法:
- セラピストの足に対象者の足を乗せる
- やや外側から圧をかける
- 腸脛靭帯への同時アプローチ
- 徐々に背屈を深める
このテクニックのポイント:
- 正面よりもやや外側を向いた姿勢をとる
- 骨性のランドマークを意識した圧のかけ方
- お客様の柔軟性に応じた強度調整
実践ポイント
日々の施術で特に意識していることは:
- むくみの状態確認
- 疲労度の評価
- 生活習慣の聞き取り
- 職業による負荷の違いへの配慮
これらの情報を総合的に判断し、その方に最適なアプローチを選択していきます。
まとめ
解剖学的な理解に基づいた施術は、単なるテクニックの実施以上の価値があります。お客様の状態を正確に把握し、適切なアプローチを選択することで、より効果的な施術が可能となります。私の経験では、このような丁寧なアプローチが、クライアントの信頼獲得とリピート率の向上につながっています。
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