超簡単🔰仰向け上半身マッサージ ⑤種類!【タイ古式セラピストスクール🏫】
こんにちは!JTTMAの小澤です。
今回は、タイ古式マッサージの技法を活用した「仰向けでできる上半身マッサージ」について詳しくご紹介します。
普段何気なく使っている上半身の筋肉は、気づかないうちに疲労が蓄積していることが多いものです。今回紹介する5つのテクニックを習得して、効果的な施術ができるようになりましょう。
動画も併せてご覧ください!
超簡単!仰向けで出来る上半身の施術⑤選
①鎖骨からのアプローチ法
上半身マッサージの第一歩として、鎖骨内側からのアプローチから始めます。
- 鎖骨の内側1/2部分から手のひらの下半分を使って接触します
- 手で押し込むというよりも、体重移動によってゆっくり圧をかけていきます
- 圧をかけたらゆっくり戻すリズムを意識しましょう
- 手のひら1枚分ずつ外側に移動しながら施術していきます
このテクニックは大胸筋という筋肉にアプローチしており、日常的な動作で酷使されやすい部位です。
②三角筋へのアプローチ法
鎖骨内側から施術を進めた後は、肩の筋肉である三角筋へと移行します。
- 肩関節の真上には烏口突起という硬い部分があるので避けましょう
- 小指が脇のギリギリに当たるようにポジショニングします
- 三角筋は腕を前に持ち上げる動作で頻繁に使う筋肉なので、しっかりケアが必要です
- 圧をかける際は、ゆっくりと体重を移動させて適切な強さを調整します
③ 腕の前面へのアプローチ法
三角筋からさらに腕へと施術を進めていきます。
- 肩関節をゆっくり伸ばしながら圧をかけていきます
- 腕を軽く牽引しながら施術すると、筋肉にストレッチ感が生まれ効果的です
- 上腕二頭筋(力こぶができる筋肉)にアプローチします
- 神経が通っている部位なので、強すぎる圧や急激な動きは避けましょう
- 手のひら1枚分ずつ移動しながら前腕まで施術を進めます
前腕に入ったら、特に肘の内側に集中している「握る」動作で使う筋肉群に注目して施術を行います。
④肩甲骨周りのアプローチ法
仰向けの状態でも、背中側の筋肉にアクセスできるテクニックです。
- お客様の手を持ちながら足を跨ぐようにポジショニングします
- 腕を引っ張ると肩甲骨が外側に出るポジションになります
- このポジションで肩甲骨内側の菱形筋(肩甲骨を寄せる筋肉)にアプローチできます
- お客様とのサイズ差によっては、足で下半身を固定すると施術がしやすくなります
- このテクニックは肩甲骨周りだけでなく、体幹のねじりも加えることで腹斜筋のストレッチにもなります
特に猫背気味の方や、「肩甲骨を寄せよう」という意識が強い方に効果的な施術法です。
⑤二の腕(上腕三頭筋)へのアプローチ法
最後に、腕の後ろ側にある二の腕(上腕三頭筋)へのアプローチ法です。
- お客様の柔軟性に合わせたポジショニングが重要です
- 理想的には肘を曲げて手のひらを内側に回し、手首を反らせるポジションです
- 柔軟性に制限がある場合は無理せず、可能な範囲で行います
- 脇の方から肘に向かって圧をかけていきます
- 上腕三頭筋には「外側頭」「内側頭」「長頭」の3つの部位があるため、それぞれにアプローチします
- 関節に余裕がある場合は、さらに押し込むことでストレッチ効果も得られます
- 壁がなくて圧がかかりにくい場合は、反対の手で肘を押さえて安定させることで施術を行えます
まとめ
今回ご紹介した5つの仰向けでの上半身マッサージ法は、日常的に使いすぎて疲労を感じている筋肉に効果的にアプローチできるテクニックです。お客様からは「こんなに軽くなるんですか」と驚かれることも多い、おすすめの施術方法です。
これらのテクニックは解剖学的な知識と結びつけることで、より効果的な施術が可能になります。
JTTMAスクールでは、解剖学とタイ古式マッサージを結びつけた指導を行っており、自信を持って施術できるセラピストを育成しています。
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それでは、また次回お会いしましょう。ありがとうございました。