【解剖学】タイ古式マッサージ流🇹🇭肩甲骨はがしのストレッチ方法💆♂️
こんにちは、JTTMA認定講師の小澤源太郎です。
今日は、肩甲骨を剥がすためのマッサージというところでやっていきます。
最初に肩甲骨はがしが全然できない方、指が入らない方のためのストレッチっていうのをやっていって、最後に1つ、肩甲骨を剥がすためのやり方のをやっていきたいと思います。
ぜひ動画と併せてご覧ください。
タイ古式マッサージ 肩甲骨はがし
肩甲骨がはがせない方の特徴
まずは肩甲骨を剥がせないお客様にどういう特徴があるのかを整理していきましょう。
主に肩甲骨が外転ポジションで固定されてしまっている方、要は浮いてこないので、肋骨から離れないっていう感じになってきますので、そこをまずどうにかしてあげることがポイントになってきます。
ではういう人が肩甲骨が外転してくるのっていうことなんですが、肩甲骨の外転筋って前鋸筋なんですよね。前鋸筋は、肋骨から肩甲骨の前面を通って、肩甲骨の内側の肋骨面側に付いてくるんですよね、この筋肉が極端に硬くて、巻き肩になってる、肩甲骨外転してますっていう方たちってそんなにいらっしゃらないですね。実際この筋肉だけでそんなになってたら大変じゃないですか。
ということは、それ以外に+αされているところがあります。何か?というと、肩関節が内旋されるとそれに伴って肩甲骨って外転してくるんですよね。肩関節の内旋させる筋肉って誰よっていう話になってきます。まずは胸骨柄だったり腹直筋前鞘。ここから上腕骨の大結節稜の方についてくる大胸筋がまずすごい内旋の力があります。もう一つが広背筋、後ろですね。背骨から始まって仙骨の所まで付いてきます。ここから上腕骨について集まってくる大きい筋肉、この広背筋っていう筋肉が肩関節を内旋してくる筋肉になってきますので、まずそこの部分、大胸筋・広背筋っていう部分をストレッチしてから剥がすことが大切です。
そのあたりを見ながら施術をやっていきたいと思います。
大胸筋のストレッチ
それでは肩関節を内旋させてしまう筋肉をストレッチしてマッサージして、肩甲骨はがしやっていきましょう。
最初は大胸筋のストレッチからいきます。大胸筋は上部・中部・下部っていうふうに分かれているのでまず上部からストレッチをしていくんですけど、軽くセラピストは、お客様の体を支えられるように膝を置いておいてあげてください。肩関節伸展ポジションを最初作ります。作った上で、肩甲骨をしっかりと押し込むというような形をとりながら、肩関節を伸展方向に持っていってあげてください。しっかりと押しながらいきましょう。これが今上部になるので、中部のときはすぐ完全に水平伸展の位置にしてあげて、手のポジションも上の方から真ん中ぐらいに変えていきます。このポジションでまた伸展ポジション作ってから押してあげるっていうふうにするとストレッチ出やすくなってきます。
次は下部のストレッチです。同じようにして今度は下にずらします。この状態でまた後ろに寄りかかっていただきながらお客様の体重利用して前に押し出す。そうすると下部が伸びてくるので、大胸筋のストレッチができるようになってきます。
広背筋のストレッチ
次は広背筋のストレッチをやっていきましょう。
広背筋も大胸筋のように、解剖学的に上部・中部・下部ってわかれているわけではないんですけれども、腕から仙骨までっていうすごい広い範囲に分かれているので、伸ばすポイントを変えることもできるんですよね。そのポイントしながらいきたいと思います。
片方の腕、外転ポジション作ってあげて反対方向に体を側屈していただきます。そのときに自分の膝でお客様の体を支えるようにしながら、寄っかかっていただいてください。そしてお尻が浮かないように押さえておいてあげます。
このままあとはちょっと押していくっていう形なんですが、このときのポイントになるのは膝です。膝の置く位置を置くポジションによって伸ばすところを変えることができます。例えば動画をご覧いただくと、お客様の肩甲骨に向かって膝の力を入れていっています。そうすると、体側が伸びやすくなる。
今度はこの肋骨の方にぐっと、さっきよりも下の方が伸びるような感じで、今度は膝というよりも、手を使っていきます。手でお尻とか挫骨の方に向かって押すような感覚を作っていきます。そうすると今度、下部の方が伸びやすくなってくるような形になります。
このときはやや覆いかぶさるようにしてあげると、より伸び感が出やすくなってくるので少しお客様に前にもたれかかるような感じを作ってあげてください。
こういうふうにやり方として持ってくるとお客様の広背筋が上から下までしっかりと伸ばすことができるので、ぜひこのやり方で肩甲骨はがしをやる前にやってみてください。
肩甲骨はがし
今回は主に菱形筋に対するアプローチとしての肩甲骨はがしをお伝えしますね。
お客様のことを跨いだ上で、自分の体のほぼ真下に肩甲骨が来るようにして、手を肩甲骨の間に入れます。そしたら、やや後ろに自分の体重を移動してください。そうするとお客様の体が持ち上がってきます。結果的にお客様の体重で肩甲骨が外転方向に引っ張られつつ、菱形筋ストレッチされるというような形になってくるので、このストレッチをしてあげる。持ち上げると頭も上がってくるので結果的に僧帽筋とかも同時にストレッチされるような形になってきます。
これが肩甲骨はがしの一つのテクニックになりますので、ぜひやってみてください。
まとめ
今日の動画は肩甲骨を剥がすためのストレッチと肩甲骨はがしのやり方っていうところでやっていきました。特に肩甲骨はがしの方は菱形筋にアプローチする肩甲骨はがしっていう形でご紹介をさせていただきました。その前に、そもそもそれができないよ、指が入らないよっていう方のための肩関節を内旋してしまう筋肉、特に強い広背筋・大胸筋というところでストレッチをするご紹介をしましたので、肩甲骨指入らないんだよなっていうお客様がいらっしゃれば、まず大胸筋・広背筋をしっかり緩めてやってみてください。
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