【タイ古式マッサージ】施術をアレンジするには、こうしろ!!〜中殿筋編〜
こんにちは、JTTMA認定講師の小澤源太郎です。
今日は中殿筋のリリースとストレッチについてお話をしていきたいんですけれども、解剖学を理解していると、自分の中でアレンジする方法であったりとか、自分で生み出すっていうところ、ここの部分をしっかりとやれるような考え方も一緒にお伝えをしていきたいと思います。
ぜひ動画も併せてご覧ください!
施術のアレンジ方法 ~中殿筋編~
中殿筋の解剖学的解説
中殿筋って一体どういう筋肉なの?っていうところを最初にお話していくんですけれども、中殿筋っていうのは殿筋っていうぐらいなので、お尻にある筋肉になります。ここの腸骨窩の穴の所ですね、ここから大腿骨の大転子、この大腿骨の一番外側のボコッと出る骨ですね。ここの部分の外側に、こういうような形で付いている筋肉になります。
中殿筋ってどういう筋肉か?っていうと、股関節を外転って言って、脚を外側に開いてくるような筋肉になります。なので、この外転っていう動きで使われる筋肉にはなってくるんですけど、その他にも実は股関節の内旋とか外旋でも使われたりしてくるんですね。中殿筋っていうのが真ん中から大転子についてくるので、大転子の前側なのか、後ろ側なのかで、回旋の動作が実は変わってくるという。
これに対してどういうふうにアプローチしていくの?という形になるんですけど、今みたいに中殿筋が股関節の外転する筋肉、内旋・外旋する筋肉だっていうのがわかっていれば、それの反対をしてあげることでストレッチはかけられるという形になってきます。
中殿筋のストレッチで、タイマッサージでやるとどういうふうにやればいいんですか?とか言われたりすることも結構あるんですけれども、今日はそれのアイディアを出していきたいと思います。
中殿筋の施術解説
ここからは動画を確認しながら読み進めてくださいね。
中殿筋は外旋させる筋肉なんだから、単純な話、内転させてあげればいいじゃないっていう話になってくるんですよね。内転のさせ方はたくさんあります。
今日はひとまず、仰向けで寝ている人に対してのやり方になってきます。
内転させようと思ってもね、片方の脚が邪魔なんですよ。行かないのよねっていう感じになっくてるんですよね。一般的にやるのは横向きになってやるという風にすると、邪魔じゃなくなくなってきたりするんですけど、仰向けでも実はできるんですよね。
片方の脚を跨いでしまいます。クロスオーバーするような感じ。この状態で、反対の脚を内転に持ってきてあげれば、股関節の内転というのはされてくるんですね。ただ、今これちょっと見ていただくと多分わかると思うんですけど、一緒に上半身が動いちゃうんですよね。
なので、動かないように固定をしてあげる必要が出てきます。一つの固定の仕方としては反対側のお尻の部分に自分の膝を当ててあげる。この状態で内転をかけてきてあげると、少し上半身の動きというのが抑えられる形になります。今、僕手で押さえてるんですけどそうすると、自分の手を片方しか使えなくなってしまうので、この状態を足で作っていきます。引くのと押すのでバランスをとって、ここの外転させる筋肉を内転させるという方向でストレッチをかけていくことができます。
単純にここのまんま自分で膝で押さえながら、そのままリリースする。これ実はここの部分に、大腿筋膜張筋があって中殿筋があって大殿筋があります。大殿筋と大腿筋膜張筋のちょっと深いところに中殿筋があるんですよね。1ヶ所だけ真ん中だけ実は中殿筋丸見えです。
ですのでそこの部分がそれぞれまたパルペーションとかがしっかりとできる人であれば、さらに触診の使い方もすることができるので、ここだったら中殿筋だけにアプローチできてるな。もう少し下の方に行くと大殿筋の奥に中殿筋があるなとか、解剖学がわかってるとそういうところまでリリースなどのテクニックで応用することもできるんですね。
今これだと、内転しかしてないので、例えば股関節の内旋の癖がある人がいらっしゃるのであれば、逆に股関節を内転しながら外旋させる形を作ってあげます。こういう風に膝を外に向ける方向ですね、すると中殿筋の中でも、内旋させるための前部繊維までアプローチすることができるのでちょっと大転子の上側の部分の中殿筋にアプローチをしてあげると、リリース&ストレッチがしやすくなってくる。全部のやつですね。
逆に外旋パターンの人はってなれば、股関節を内旋した上で内転する。こういう風に考えると中殿筋のいろいろなパターンでストレッチ&リリースできますよね。
なので、人によって施術のポイントを変える事もできるというような形になってきます。解剖学的なところ、中殿筋ということで今日はお話したんですけどそこの部分がわかってくるとこのように自分で考えて、施術の応用をしていくことができるようになってきますので、そのあたりも勉強しながら施術してみてください。
まとめ
今日は中殿筋に対するリリース・ストレッチを解剖学的な所も考えた上で、自分でどういう風に考えて作っていくかっていうところのお話をしたんですけれども、こういった解剖学でしっかりと学んでいくと、オリジナルの施術を作ることができたりとか、同じような施術をしてるんだけど人によってポイントを変えるっていうことができるようになってきます。
実際にJTTMAのスクールの中ではこういったところもお伝えしながらやっていっていますので、興味がある方はぜひ公式LINEのお友だち追加をよろしくお願いします。
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ありがとうございました!