タイ古式マッサージで機能を改善する方法 〜反り腰編〜
こんにちは!JTTMAの小澤です。
タイ古式マッサージの現場で頻繁に遭遇する「腰を反らすと痛い」という症状。
この悩みは一般のお客様はもちろん、体の使い方を熟知しているはずのヨガインストラクターの方々からも多く聞かれます。
この記事では、症状の根本的な原因から具体的な改善方法まで、詳しくご説明していきます。
ぜひ動画も併せてご覧ください!
腰を反ると痛い方 アプローチ方法
腰痛と股関節の関係性
ここからは動画を確認しながら読み進めてくださいね。
腰を反らした時の痛みには、主に二つの要因が関係しています:
- 腰部自体の問題
- 動作パターンの問題
特に注目すべきは、多くの方が「腰だけで反る」という動作パターンを持っているという点です。
本来、この動作には股関節や下半身全体が協調して動くべきところ、股関節の伸展が制限されているために、腰椎部分に過度な負担がかかっているのです。
解剖学的な視点での問題点
股関節の伸展制限
股関節の伸展が制限される主な原因は、以下の筋肉の緊張や短縮にあります:
- 大腿四頭筋(特に大腿直筋)
- 腸腰筋(大腰筋と腸骨筋)
- 前脛骨筋
これらの筋肉が硬くなると、股関節の後方への動きが制限され、その代償として腰椎に過度な伸展(反り)が生じます。
具体的な改善アプローチ
1. 前脛骨筋へのアプローチ
手順
- お客様を仰向けに寝かせる
- 膝関節を軽度屈曲位にする
- 足関節は自然な位置(中間位)に保持
- 前脛骨筋に沿って、足首から膝下まで優しくリリース
ポイント
- 急激な圧迫は避ける
- 筋の走行に沿ってストロークを入れる
- お客様の反応を見ながら圧を調整
2.大腿四頭筋へのアプローチ
基本的なストレッチ
- 膝関節の屈曲位を作る
- セラピストの膝の間にお客様の下腿を固定
- 徐々に膝関節の屈曲を深める
応用テクニック
- セラピストの肘で大腿骨を固定
- 肩でお客様の足首を支える
- 両手がフリーになった状態でリリース操作を加える
注意点
- 骨盤が後傾しないよう注意
- 腰椎の過度な伸展を避ける
- お客様の柔軟性に合わせて可動域を調整
3.腸腰筋へのアプローチ
基本手順
- お客様の足を持ち上げる
- セラピストが適切な位置に入る
- 骨盤を固定
- 徐々に股関節を伸展
高度なテクニック
- セラピストの体重を利用
- 骨盤の位置をしっかり固定
- 腸腰筋の走行に沿ったストレッチ
施術時の重要なポイント
タイミングとリズム
- ゆっくりとした入り
- じっくりとしたホールド
- 優しい抜き
圧の調整
- 初回は軽めの圧から開始
- お客様の反応を見ながら徐々に深める
- 痛みを伴わない心地よい圧を維持
段階的なアプローチ
- 表層の筋肉からアプローチ
- 徐々に深層の筋肉へ
- 全体的なバランスを整える
効果の確認方法
即時的な効果
- 施術前後での腰の反りの比較
- 痛みの程度の変化
- 動作の質的変化
長期的な効果
- 日常生活での痛みの軽減
- 動作パターンの改善
- 柔軟性の向上
まとめ
腰の反りによる痛みの改善には、単に腰部だけではなく、股関節周囲の筋群へのアプローチが重要です。特に:
- 前脛骨筋、大腿四頭筋、腸腰筋という3つの主要な部位への段階的なアプローチ
- それぞれの筋肉の解剖学的特徴を理解した適切な施術
- お客様の状態に合わせた丁寧な施術の提供
これらの要素を組み合わせることで、効果的な改善が期待できます。
JTTMAでは、このような解剖学的知識に基づいた実践的な施術技術を学ぶことができます。
より専門的な知識や技術を身につけたい方は、ぜひJTTMAの講座をご検討ください。
実践的な技術と理論的な知識の両方を習得することで、お客様により確かな施術を提供できるセラピストとして成長することができますよ。
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ありがとうございました!